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困らせたいの。

うがあああぁぁーーーーーーっ!! (ご乱心中)


はぁ、はぁ……ちょっとスッキリ☆(←なんて迷惑な…)

なんか、輪郭がぼんやりしたまんまで思うとおりにならないので、息抜きに小話を一つ書いてみた。


や、こんなことしてる間にやることやって下さい!!自分…orz














ひっそりと静まりかえる長い廊下。
普段から意外なほど静かな城だが、夜はまた格別だ。
夜半を過ぎた城の中にカツカツと急ぐ足音だけが反響する。


レニはとにかく急いでいた。

1分でも1秒でも早くアーシェに逢いたくて仕方なかった。
先に寝ているようにと言付けた手前、アーシェが寝ているだろうということも考慮していたが、せめて寝顔だけでも早く見たい。
それにもしかしたら、起きて待っていてくれているかもしれない。
それでなくても、今日は多忙を極め、朝アーシェと別れたっきり、その顔すら見ていないのだ。

急く心は自然とレニの足を速める。

視線の先に目的の部屋の扉を見とめた途端、安堵した。
扉の前で深呼吸をして息を整え、逸る胸を沈めながら、アーシェが寝ていることも考慮して、静かに扉を開く。
キィーっとわずかな音を軋ませて開いた中は暗く、予想の範疇とは言え、期待とは異なっていて、肩を落す。
張りつめていた糸がぷつりと途切れて、急激に疲れが込み上げてきた。

複雑な表情のまま、部屋の中へ入り照明に火を灯すと、目の前にある鏡へ自然と視線が動く。
疲れた表情がそこにあり、ますます気が滅入ってきた。
が、それと同時に、微かな違和感に目を見張る。
いつもと同じ部屋なのに、どこか違う。
鏡の中に視線を巡らせて、辺りを窺うが、どこにも変化は見当たらない。
不思議に思いながら、振り返り、言葉を失った。

「………!?」


ぼんやりとレニをみつめる目がそこにあった。
透明な空気がレニを包み、引き摺り込まれるようにその澄んだ瞳から目を離せない。
心地よい空間にレニは、暫し疲れも気落ちしていたことも忘れて酔いしれた。

そして、ふいに現実に立ち戻る。


「アーシェ!?
 お前、起きていたのか??」

お気に入りのソファーの上で膝を抱えたままアーシェはこくんと一つ頷くと、そのまま視線をレニから外して、自らの膝頭を見つめた。

その様子にレニは不安を覚える。

普段であれば、帰ってきた途端に飛びついてくるのに、やけにおとなしい。
すぐに気がつかなかったことを拗ねているのだろうか……それとも、どこか具合が悪いのだろうか…

レニは様々に考えを巡らせながら、ソファーの傍に跪くとアーシェと目線を合わせた。

「どうした?」

細心の注意を払いつつ、頬に手を伸ばす。
触れたアーシェの頬がやけに冷たい。
体も同じように冷えているだろうことも窺えて、レニは眉を顰めた。

「だっこ……」

「?」

アーシェの声は消え入りそうで、何を言われたのかレニはわからなかった。

「だっこして。」

そして、はっきり聞こえた二度目のその言葉に固まった。

「ねぇ……ダメ?」


哀しげに色を落す瞳が、すぐさまレニを動かす。

「ダ、ダメなわけない!!」

「よかった。」

ふわりと緩むアーシェの表情にレニは安心したが、跪いた状態でどうしてやればいいのか、とっさに思いつかず、視線を彷徨わせる。

「どうしたの?」

「いや……
 この状態でどうしてやればいいのかと…考えて……」

「ここ、座って」

アーシェの隣――定位置でもあるその場所を示されて、素直にレニは従う。
しっかりとレニが腰を落ちつけたのを確認すると、アーシェは膝の上に跨って、抱きついた。
予想通り、アーシェの体は冷えている。
冷えた体に体温を分け与えるように両腕で細い体を掻き抱く。

「レニ……あったかい。」

安心して腕の中に納まるアーシェにレニは頬を緩める。
クイっとアーシェの顎を持ち上げて、いつも調子で唇を重ねようとした。

「ムガっ???」

唇に触れる感触が予想していたものと違う。
目を開くと、アーシェの掌がレニの唇は押さえていた。

「ダメ。キスしない。」

はっきりと言い切られてしまったら、レニはアーシェに逆らえられない。
無理強いすれば、アーシェの機嫌を損ねるだけで、いいことなんてまったくないことは骨身に沁みている。
釈然しない気持ちはあれど、拒まれた以上、キスは我慢するしかなかった。
所在無く、アーシェの体に手を這わせていると――
今度はその手も止められる。

「ダメ…なのか?」

強く頷かれて、おとなしく抱きしめるだけに止まった。
アーシェの上機嫌な顔を見せられては、それ以上の行動に移る気にもなれない。


「あっ!?そうだ。まだ言ってなかったね。
 おかえりなさい。レニ。」

「あぁ……ただいま。アーシェ。」

お互い思い出したように言葉を交わして微笑み合う。
その頃には、二人の間に漂う空気もいつものものになっていた。


「そういえば、灯りもつけずにソファーの上にいたが、どうしたんだ?」

「……独りだなって思ったら、すごく淋しくて……
 何にもしたくなくって、そのままぼんやりしてたの。
 そうしたら、レニが入ってきて……はじめ夢かと思った。
 レニ……全然、私に気づいてくれないから……
 …私…本当にここにいるのかなって…私のことなんてどうでもいいのかなって…不安になって…
 気づいてって、レニのこと見てた。」

「…………。
 す…すまない。酷い男だな…。」

「うん。ヒドイ男性(ひと)」

あっさりと頷くアーシェにレニはギョっとする。

「べ、弁解はするつもりはない。
 本当に申し訳ないと思っている。

 が、今日のアーシェは……いじわる…だな。」

「いじわるなんかしてないもん。
 とっても、とっても、淋しかったから……いっぱい我儘言いたいだけだよ。

 こんな子……レニは嫌い?」

捨てられた子犬のような庇護欲を誘う瞳に、小首を傾げるという可愛らしい仕草もプラスされた反則技間違いなしの蠱惑的なアーシェを目の当たりにして、レニの理性はあっけなく焼き切れ、湧き上がる衝動に素直に身を任せた。
ソファーの上に、アーシェを器用に押し倒し、覆い被さる。

「キャっ……レニ!?」

レニは驚くアーシェの顔をうっとり見つめて、その頬を優しくなぞる。

「……レニ?」

「…嫌いになんてなれるはずがない。
 どんなお前も愛しくてたまらない。
 お前の我儘ならいくらでも聞いてやる。なんでも言えばいい。」

「ホント!!嬉しい。
 レニ、大好き!!」

「俺も大好きだ…あい…んぐぅ」

キスをしようと近づいた唇が何かに阻まれる。
本日二度目の感触を即座に思い出す。
またしても、アーシェの掌がレニの口を押さえていた。

「キスはダメ。」

「っはぁぁぁ……何故だ?」
アーシェの手を口から引き離して、レニは訳がわからないと問う。

「だって……いっぱい我儘言うの。
 だから、キスはしない。エッチもダメ。」

「なっ!?」
ますますレニは困惑する。

「キスしちゃったら、レニの言うことききたくなっちゃう。
 そしたら、我儘言えなくなっちゃうもん。」

「………。」
もうレニは黙るしかなかった。
 
「ねぇ、ベッドへ行こう。」
レニの下から抜け出したアーシェが、腕を引き、寝室へと誘う。

そこには安らかな休息も、欲求を解消する快楽もないとわかっていても、レニに拒む選択肢はない。
理性と本能の鬩ぎあいが始まる孤独な戦場がその先にあった。



END



☆小話作成に至る裏事情☆

この前書いたのが、アーシェたんとの絡みがなくって、淋しかったらしい。
でも、レニさんにおいしい思いをさせたくなかったらしい。(←梨理さんはレニさんが思い通りの行動を取ってくれなくてご立腹気味。なので、さりげに八つ当たり。)
たまには、おあずけされればいい!!



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拍手レスだよん☆PageTopきやがった。(驚)

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プロフィール

梨理

Author:梨理
なんか好き勝手に叫んでます。

ここにある小話は80%以上の確率で未完成ですので注意☆

長い空白を経て生まれ変わりました!!
もう2009年以前には戻れない。

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